こんにちは、今回はスマホカメラを使って「残像のように見える撮影方法」についてご紹介します。普段は静止画像がメインのガンプラも、シャッタースピードを遅く設定することで、躍動感をつけた写真を撮ることができます。
今回はシャッタースピードを設定して、残像効果を狙った撮影方法をお伝えします。

1. 用意する物
「三脚」 : シャッタースピードを4秒に設定すると、少しの振動でも写真がブレてしまいます。ブレを防ぐために、必ず三脚を使用してスマホを固定するのがオススメです。また、リモートシャッターやタイマー機能を使って、シャッターを押す際の手ブレを防ぐのも効果的です。
「LEDクリップライト」
調光付きのLEDライトがあるとシャッタースピードを遅くした場合の露光の調整ができます。無段階調光付きがより便利です。
「背景紙と撮影台」
三脚を使うのでテーブルの様な物があると便利です。背景紙もあると良いですが、ガンプラを動かすための大きさが必要なので、部屋の壁などでも良いと思います。


2. 撮影の設定方法
シャッタースピードを4秒に設定
通常の撮影ではシャッタースピードを速く設定してブレを防ぎますが、今回は「4秒」に設定し、長時間露光を利用し、被写体のガンプラを動かすことで残像を活かした表現を目指しました。
まず、スマホのカメラ設定で「Sモード」や「マニュアルモード」を使用し、シャッタースピードを4秒に設定します。もしスマホにこの機能がない場合は、長時間露光が可能なカメラアプリをダウンロードして試してください。
※画像は私のスマホXperiaでのカメラ設定画面ですので参考程度に。。
次にISO感度を設定します。
シャッタースピードを遅くした場合、「露光」が強くなる（光がカメラに入りすぎて写真が明るくなりすぎる）のでISO感度で調整します。私はAUTOにしています。手動で調整でも良いです。

3.セッティングと撮影
これらの設定が終えたら
カメラを三脚にセットして被写体をセットいきます。その後、部屋の明かりを綺麗撮れるように調整します。
設定では4秒間シャッターが開いているので、この間に被写体を動かします。ずっと動かし続けるとこの様に映ります。
今回は残像を残したいので動かし方に工夫が必要です。イメージ的には最初の1秒は待って残り3秒の間に何回か動きを止めながら被写体を動かす。感じになります。

思いどおりの写り方になるまで撮影していきます。
狙いの写真が撮れたら、最後に画像加工アプリなどで映り込んだ余計な物や、明るさなどを調整して完成です。

4. 注意点
シャッタースピードを遅く設定するときには、いくつかの注意点もあります。以下のポイントを押さえてみてください。

手ブレを防ぐ: 長時間露光では少しの動きでも手ブレの原因になります。三脚や固定スタンドを活用し、リモートシャッターやスマホのタイマー機能で撮影を行うことで、ブレのないクリアな写真が撮れます。

露出オーバーに気をつける: シャッタースピードが遅いと、光がカメラに入りすぎて写真が明るくなりすぎることがあります。特に明るい場所では露出オーバーになりやすいので、ISO感度を低く設定してみてください。

予期せぬ光源の写り込み: 長時間露光は周囲の光も取り込んでしまうため、予期せぬ光源（外の場合は車のヘッドライトや街灯など）が写り込むことがあります。周囲の環境にも気を配り、撮影場所を選ぶ事で余計な映り込みを防げます。


4. 失敗例
いかがでしたか。今回の撮影では、シャッタースピードを4秒に設定し、ガンプラで劇中の残像演出を再現してみました。

この撮影方法は色々な応用が出来そうなのでこれからも色々な写真も撮影していきたいと思います！最後までご覧いただきありがとうございました！